彫り進み版画で抽象表現をしたあと、以前は別の板で、抽象のレリーフを作っていました。しかし、版木を生徒に渡しても、もう一度、版画をする生徒はいないので、ただゴミになるだけでした。ある研修会に参加した時のプリントに「版木をりようして・・・」というのを見て「これだ!」と思い、早速やってみました。
フランクステラの作品を参考にして、すり終わった版木を利用し作品づくりをしました。抽象版画ですので、彫りあとがとてもいい感じですし、作業の遅い生徒は彩色しなくてもいい(多色刷りなので、版木にすでに色がついている)のが、とても好都合です。もちろん一部に彩色してもいいです。接着はグルーガンを使うことで、さらに作業を短縮できました。
制作時の注意
○ 材料を残さず使用する。
○ 切断面は紙やスリできれいに処理する。
○ 彩色はしなくても良い。(一部彩色をすると効果的)
○ グルーガンで接着する時は、素早くしっかりと押さえ付けること。
○ レリーフなので吊るす針金を上につけること。