最近読んで良かったと思った本、お薦めの本を紹介します。美術教育関係を中心に紹介したいと思います。また、私が教師仲間の雑記文集に載せたものを紹介します。感想などありましたらお聞かせください。
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ひさしぶりに一気に読みました。とにかく面白いし、手塚治虫に関心がある人はぜひ読んでください。この本は手塚治虫の講演記録(テープ)から、本人の子供時代から始まるマンガ人生をまとめたものです。マンガやアニメーションをとおして伝えたかったことが良く分かる本です。特にマンガで紹介する中学時代の話は面白い作品です。 |
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仏像の形には意味がある。例えば座像は「冷静に考えよ」、立像は「決断を下せ」。仏像彫刻家の筆者が、歴史や美術史とは違った仏様の教えという観点で、仏像の形とその教えを分りやすく解説してくれる。仏像は奈良時代や鎌倉時代の人のために存在するのではなく、まさに今を生きる私達にために存在していることを教えてくれる。 |
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画壇に背を向け奄美大島に移り住み、貧窮をものともせずにひたすら自分の求める絵を描きつづけた日本画家の話。幼い頃からその天才的な素質を認められ、やがて現在の芸大に進み、東山魁夷らと共に学ぶが、関東大震災をはじめ家庭的な問題から学校を辞める。しかし、農業をしたり働きながら自分の絵を求め続け、やがて南国奄美大島にたどり着く。貧しくても気品あるその生き方と作品は、今の恵まれた時代に心の豊かさを考えさせられる。ここ数年で一番感銘を受けた本。 |
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五体のうち四体までない。先天性四肢切断という障害ながらも電動車椅子で飛び回る「オトちゃん」の生きざま。インパクトのある題名で以前から気にしていたところに、自分のクラスの生徒にすすめられ購入。正直に言って「障害者は可哀相だ」と思っていた私にとってはカルチャーショックであった。読み進めていくうちに不思議と「障害をもっている人の話」という感覚を忘れさせるような、「生き方」を考えさせてくれる本である。 |
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パリのオルセー美術館にあった子供用のワークシートを参考に授業に応用し「発問による鑑賞の授業」の紹介をしている。生徒自身が自分なりの鑑賞ができるようになるというものである。私自身の鑑賞の授業をもっと考えたいと思い、ふと手にとってみたが、これがとても面白く、しかも、だれにでもできる授業(法則化というのはここにある)とい点が気に入った。私自身には珍しく、一気に読んだ本である。(127Pなので) |